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結婚式のドレス・和装は何から決める? 試着を始める時期と進め方

衣裳選びは、いきなり試着から始めなくて大丈夫です。先に「会場のルール」と「式の雰囲気」を押さえておくと、候補がぐっと絞れて、試着の時間を気持ちよく使えます。この記事では、挙式の半年〜1年前ごろの人に向けて、何をどの順番で決めるか、誰に何を聞くか、試着の日に何を見るかを整理しました。会場や衣裳店の決まりは場所ごとに違うので、迷ったら会場の担当者に聞くのが近道です。

衣裳選びの全体の順番

  1. 会場に、衣裳のルールを聞く(持ち込みの可否と料金、提携ショップ、着替えの場所と時間)
  2. 式のスタイルと、着たい衣裳の方向をふたりで話す(挙式の形、お色直しをするか)
  3. 衣裳店を決めて、試着を予約する
  4. 試着をして、候補を絞る(1回の試着で決めきらなくてよい)
  5. 衣裳を決めて契約し、小物とヘアメイクを決める
  6. フィッティングを重ね、最終の確認をして、当日を迎える

いちばん先に会場へ聞くのは、ここで選べる範囲が決まるからです。会場によって、提携の衣裳店から選ぶ決まりのところもあれば、外から持ち込めて、料金がかかるところもあります。好きなドレスを見つけてから「その店は使えない」と分かると、気持ちの切り替えが大変です。

まず会場に聞くこと

会場の担当者に、次の項目をそのまま聞いてみてください。メールで聞いて、返事を残しておくと、あとで見返せます。

  • 衣裳は、提携の衣裳店から選ぶ決まりですか。それとも外の衣裳店から持ち込めますか
  • 持ち込みができる場合、持ち込み料はかかりますか。かかるなら、衣裳1着ごとですか、一式ですか
  • 提携の衣裳店には、見積もりに含まれる着数や、追加できる衣裳の条件はありますか
  • お色直しや、挙式と披露宴の間の着替えに使える時間と場所はどこですか
  • ヘアメイク・着付けは、会場のスタッフですか。外から頼めますか。リハーサルはありますか
  • 和装を着られる挙式の場所(神前式や会場のチャペルなど)に、衣裳の決まりはありますか

「持ち込み料」と「提携の衣裳代」は、比べるときに、含まれるものを同じ条件に揃えて見るのがコツです。持ち込めば衣裳代は安くなっても、持ち込み料や、搬入・当日の対応の費用が別にかかることがあります。見積もりの内訳を出してもらい、金額だけでなく何が含まれているかを見比べましょう。

結婚式に関する契約は、見積もりに含まれる範囲や、解約の条件の確認が大切だとされています。日本ブライダル文化振興協会が紹介している相談の例にも、見積もりが打ち合わせのたびに上がる、希望のドレスが借りられると思って申し込んだら、実際には借りられなかった、といったものがあります。口頭の説明だけで進めず、書面で残しておくと安心です。

参考日本ブライダル文化振興協会(BIA)【メールマガジン】全国の消費者センター等に寄せられる消費者トラブル結婚式の契約・見積もり・衣裳などについて、消費者センター等に寄せられた相談の紹介。公益社団法人日本ブライダル文化振興協会の公式サイト。

試着を始める時期の考え方

試着は、挙式の半年〜1年前ごろに始める人が多い時期です。ただ、日付ではなく、「会場が決まっていて、衣裳のルールが分かっている」ことを目安にしてください。会場が決まる前に試着してもドレスの好みを知る練習にはなりますが、契約は会場のルールを聞いてからにすると、やり直しが少なくなります。

式の日が近いほど、選べる衣裳の数や、仕立て・お直しにかけられる時間が少なくなります。特に、サイズの調整が必要なもの、取り寄せや海外の仕立てになるものは、納期の確認が必要です。気になる衣裳があれば、「この日に使いたい場合、いつまでに決めればよいか」を、試着の予約のときに聞いておきましょう。

洋装と和装、何を基準に選ぶ?

洋装か和装かは、好みだけでなく、挙式の形や会場の雰囲気とのつり合いでも決まります。迷ったときは、次の3つを順に考えてみてください。

  1. 挙式の形:神前式なら和装がなじみやすく、教会式やチャペルなら洋装が合わせやすい。会場や神社に、衣裳の決まりがないかを先に聞く
  2. 動きやすさと時間:和装は着付けに時間がかかり、動きの自由度も洋装とは違う。披露宴での移動や、ゲストと過ごす時間を考えて選ぶ
  3. 写真の残し方:前撮りで和装、式でドレスなど、場面ごとに使い分ける選び方もある。式の衣裳だけで考えず、前撮りと合わせて考える

和装の種類を知っておく

花嫁の和装には、白無垢、色打掛、引き振袖があります。白無垢は白一色で、古くから武家の婚礼で着られてきた格式の高い衣裳で、神前式や仏前式に合うと紹介されています。色打掛は、華やかな色や柄が特徴で、もともとは白無垢からのお色直しに着られていましたが、近年は色打掛だけを披露宴や前撮りで着る人もいます。引き振袖は、裾を引くほど長い振袖で、帯を見せられるのが特徴です。種類ごとの由来や特徴は、会場や衣裳店の説明と合わせて確かめてください。

参考平安神宮会館白無垢・色打掛・引振袖。和装の花嫁衣裳の違いとは白無垢・色打掛・引振袖の由来や特徴、印象の違いを紹介した、平安神宮会館(公式)のコラム。

和装を選ぶときは、挙式の場所で着られるかを、先に確かめておきましょう。神社や会場によって、衣裳の決まりや、着付け・ヘアメイクの手配の方法が違います。試着では、衣裳だけでなく、合わせるかつらや髪型、小物(半衿、草履、バッグなど)まで含めて見せてもらうと、当日のイメージが湧きます。

洋装を選ぶときの見方

ドレスは、ウエディングドレス(白)とカラードレスに分かれ、形(ライン)や素材、色で印象が大きく変わります。まず「会場の雰囲気」と「写真に残したい姿」から、方向を決めましょう。広い会場には、裾が広がるボリュームのあるライン、小さな会場や庭には、動きやすい軽やかなラインが合わせやすい、など、場所との相性を考えると絞りやすくなります。

試着の日に持っていくもの・見ること

試着は、ただ着るだけでなく、その場で「決める材料」を集める時間です。次のことを意識すると、あとで比べやすくなります。

  • ふたりの希望を、あらかじめ2〜3つに絞って伝える(ライン、色、雰囲気)
  • 着たときの動きやすさ(座る、歩く、階段を上がる)を試す
  • 写真を撮らせてもらえるか聞き、気に入った点・気になる点をメモする
  • 靴やインナー、アクセサリーなど、当日に使うものの種類を聞く
  • 料金は、衣裳代だけでなく、小物・お直し・クリーニング・延長の費用が含まれるかを確認する
  • その衣裳を、いつまでに決めれば、希望の日に間に合うかを聞く

最初の1店では、決めきらなくてよいと思います。何着か着ると、自分に似合う形や、好きな色の傾向が分かります。気になる店を2つほど比べるとよいですが、そのたびに会場のルールが変わるわけではありません。先に聞いておいたルールを、各店に伝えて、条件を揃えて見積もりをもらいましょう。

契約の前に確認すること

衣裳のレンタルは、気に入ったらすぐに決めたくなるものですが、その場で契約しなくても大丈夫です。国民生活センターは、成人式の晴れ着レンタルの注意の中で、「今日決めないとこの衣裳は着られないかもしれない」と言われても、その場で契約しないことが大切、と呼びかけています。成人式の例ですが、衣裳のレンタル契約という点では、結婚式にも参考になる考え方です。

参考国民生活センター成人式の晴れ着レンタル 早期契約や強引な勧誘に注意!晴れ着レンタルの契約前に、レンタルの範囲・着付けなどの追加サービス・解約条件・キャンセル料を確認する注意を紹介(成人式の事例)。
  • 見積もりに含まれるもの(衣裳、小物、着付け・ヘアメイク、お直し、クリーニング)
  • 借りる期間(受け取りの日、返却の日、前撮りに使うときの追加)
  • 解約・変更の条件と、キャンセル料が発生する時期
  • 衣裳を追加・変更するときの料金と、いつまで変更できるか
  • 当日の着付けや衣裳の運搬を、誰がどこで行うか

小物・ヘアメイクの手配

衣裳が決まったら、小物とヘアメイクを決めます。小物は、衣裳に含まれるものと、別に借りる・買うものがあります。ドレスなら、ベール、ティアラ、グローブ、アクセサリー、シューズ、インナー。和装なら、かつらや髪飾り、小物一式、草履などです。「衣裳の料金に含まれるか」を、衣裳店に1つずつ確かめましょう。

ヘアメイクは、会場のスタッフに頼む場合と、外から頼む場合があります。外から頼むときは、当日の入り時間、着替えやお直しに同行してもらえるか、リハーサルの有無と費用を聞いておきます。会場の決まりで外のヘアメイクを断られることもあるので、最初に会場へ聞いた内容を見返してください。

フィッティングから当日までの流れ

  1. 衣裳を決める。契約して、日程と受け取りの方法を確認する
  2. 採寸・サイズの調整(お直し)の日を決める。体型の変化が気になる場合は、最終の確認の時期も相談する
  3. 小物とヘアメイクの内容を決める。リハーサルがあれば日を取る
  4. 最終のフィッティング。当日に着る下着や靴を持っていき、歩き方・座り方を確認する
  5. 当日の流れ(入り時間、着替えのタイミング、衣裳の運搬)を、会場と衣裳店で共有する

最終のフィッティングは、「その衣裳で、当日の動きができるか」を確かめる日です。気になる点があれば、遠慮せずに伝えると、衣裳店が調整してくれます。何をどこまで頼めるかは、契約の内容と店ごとに違うので、フィッティングの前に確認しておきましょう。

まず取り組む2つのこと

  1. 会場に、衣裳のルール(持ち込みの可否と料金、提携ショップ、着替えの場所と時間)を聞く
  2. ルールが分かったら、気になる衣裳店を1〜2店選び、試着を予約する(予約のときに、見積もりに含まれるものと、衣裳を決める期限も聞く)