ムービー・演出

プロフィールムービーは自作か依頼か。費用・手間・時期の考え方

プロフィールムービーは、ふたりの生い立ちや出会いを、写真と音楽で紹介する映像です。自分たちで作る人もいれば、会場や外部の業者に頼む人もいます。この記事では、JASRAC(日本音楽著作権協会)などの公式の案内をもとに、選び方・進め方・音楽の手続きの考え方を整理しました。

ムービーの種類と、組み合わせの考え方

結婚式のムービーには、大きく分けて、ふたりの紹介をする「プロフィールムービー」、始まりに流す「オープニングムービー」、最後に感謝を伝える「エンディングムービー」があります。3本とも同じ作り方にそろえる必要はありません。写真を選ぶ時間をかけたいものは自作、当日の映像を使うものは会場にお願いする、というように、本ごとに分ける人もいます。

とくに、式の当日に撮った映像をその日のうちに流す「撮って出し」のエンディングは、撮影から編集まで会場のスタッフが行うので、会場に頼むのが一般的です。

自作か依頼かを決める4つの軸

費用や制作の期間は、会場のプランや依頼先、ムービーの長さ・凝り方でずいぶん変わります。金額の目安は、気になる会場や業者の公式ページ・見積もりで確かめるのがいちばん確実です。ここでは、決めるときの軸だけを挙げます。

  • 費用自作は、素材や編集ソフトのほか、音楽の手続きの使用料がかかる。会場や外部への依頼は、制作の費用がかかる分、ふたりの手間が少なくなる
  • 時間自作は、写真集め・構成・編集・試写に、思ったより時間がかかる。式までの残りの日数と、ほかの準備の忙しさで考える
  • 安心感会場や業者に頼むと、上映のトラブルや形式のミスを減らしやすい。自作は、会場で上映できる形式かを前もって確かめておく
  • ふたりらしさゲストの写真をたくさん入れたい、ふたりで作る時間も思い出にしたい、というときは自作が向く。当日の映像を使う演出は、会場に頼むほうが向く

どちらが正しいということではありません。費用・手間・安心感のうち、何をいちばん大事にしたいかで決めて大丈夫です。

音楽の手続きは忘れやすい

プロフィールムービーに市販の曲を使うときは、音楽の手続きが必要になることがあります。JASRAC の公式ページによると、ブライダルシーンでの音楽の手続きは、基本的に結婚式場や映像製作事業者などの事業者が行っています。新郎新婦や列席者が自分で録音・録画物を作る場合は、個人で手続きすることもできます。

参考JASRACブライダルシーンでの⾳楽利⽤ | JASRACプロフィールビデオ、披露宴でのBGM、記録用ビデオの製作など、ブライダルシーンでJASRACの管理楽曲を利用する際の手続き方法や、お問い合わせ窓口などについてご案内しています。
  • 曲の権利関係を、JASRAC の作品検索(J-WID)で確認する
  • 市販の音源を使う場合は、日本レコード協会の許諾も必要になる
  • 個人向けの申し込みフォームから申し込む
  • 許諾番号が届いたら使える。あとから届く請求書を、期日までに支払う
サービスwww2.jasrac.or.jp了承画面 | J-WIDサービスreq.qubo.jpブライダル利用許諾契約申込 (個人専用)参考riaj.or.jpブライダル | 一般社団法人 日本レコード協会 (RIAJ)ブライダル (結婚式・披露宴等) での音源使用に関する手続きの情報を掲載しています。一般社団法人日本レコード協会 (RIAJ) のオフィシャルサイトでは、レコード産業の統計・認定データや著作権啓発ツール、音源 (音楽) 利用のご案内などを掲載しています。サービスriaj-appservice.jp一般社団法人 日本レコード協会 -音源使用申請-

使用料や、手続きにかかる日数は、使い方(動画か静止画か、個人か事業者か)や曲によって変わります。最新の金額・条件は、上の JASRAC・日本レコード協会のページで確かめてください。

式場によっては、自作のムービーの持ち込みや、使える音源に制限があります。曲を決める前に、会場に「手続きは誰がするのか」「使える曲やメディアに決まりはあるか」を聞いておくと、作り直しを防げます。会場や映像の制作会社が手続きを代行してくれる場合もあるので、自分で申し込む前に、代行の有無もあわせて聞いてみましょう。

サービスisum.or.jp結婚式で使う音楽著作権を一括代行処理「一般社団法人 音楽特定利用促進機構」 | ISUM結婚式で使用される音楽の著作権と著作隣接権を合法的に一括処理できるインフラを提供し、ブライダル業界と音楽業界の間に「ウィン・ウィンの関係を構築する」ことを目的として設立されたのが一般社団法人 音楽特定利用促進機構です。

自作するときの進め方

  1. 会場に、上映の方式(DVD、スマートフォンなど)と、受け付けるファイルの形式、音源のルールを聞く
  2. 子どものころの写真や、友人の写真を集める。紙の写真は、コンビニなどのスキャナーで取り込める
  3. 構成を決める。感謝を伝える気持ちが伝わる構成にし、ゲストの写真や、メッセージを入れる例もある
  4. 音楽の手続きをする。試写に間に合うよう、余裕をもって早めに申し込む
  5. 式の前に、会場で試写をする。文字と音楽は、家で見るより大きめにして、遠くの席のゲストにも見えるようにする